2024年第1回定例会 一般質問②

 令和6年度~8年度の3年間の「第9期介護保険事業計画」が策定されました。高齢化が進み介護給付費が増加したり、介護人材が不足するなか、改定のたびに保険料は上がり、サービスは受けづらくなっています。小規模事業者では成り立たない制度となり昨年も地域密着の通所事業所が閉鎖していて、多角経営の大きな事業所だけが残っていくといった状況にあります。本来、主体的に選んでサービスを受けるための介護保険制度のはずですが、選べるような多様な事業者がいないということになってきているのです。高齢者が自分らしく生活するために適切にサービスを受けられることが大切なのであり、必要なサービスが受けられないことで介護度が進んでしまうということも起こってしまいます。数としての需要と供給だけではなく、受けたいサービスや必要なサービスが受けられる制度としていかなければなりません。

介護保険事業計画はこちら ➡ 東大和市高齢者福祉計画・第9期介護保険事業計画 概要版 

ーーーーーーー 一般質問「東大和市高齢者福祉計画・第9期介護保険事業計画」 ーーーーーーーー

質問)介護保険福祉施設の入居希望者が145人となっているが、入居を待つ間はどうしているのか。 ➡ 介護老人保健施設や有料老人ホーム等に入所したり在宅の方がいる。145人の中には入居対象となる要介護3以上に該当しない人も含まれている。

質問)家庭的で地域に密着した事業所が閉鎖していることについては。 ➡ 小規模な事業所は利用者にとってなじみやすく、一定数の需要がある。市内で廃業したところも再度やりたいという声もある。

質問)身体介護のない緩和型サービスはどのくらい行われているのか。 ➡ 令和4年度で訪問・通所それぞれ約8割が緩和型サービスであった。

質問)従来のサービスか緩和型サービスか、どちらを受けるかはどのように決まるのか。 ➡ ほっと支援センターの職員等と相談しながら介護予防のケアプランを作成している。

質問)介護従事者の人材不足への対策は。 ➡ 国の改定で介護職員の処遇改善を行う。市では認定ヘルパー養成研修や介護職員初任者研修費助成事業を行っている。

質問)市認定ヘルパー養成研修は、どのくらいの人が受講して、そのうちどのくらいの人がヘルパーとして稼働しているのか。 ➡ 平成29年度からこれまでに約120人が受講している。令和2年のアンケートでは約2割が就業していた。

質問)高齢者見守りぼっくすの支え合う仕組みづくりについては。 ➡ 生活支援コーディネーターが住民の希望するニーズと実際にそのサービスを行っているサロンなどをつなぐ仕組みなどが機能している。

「介護のほんね」ホームページより

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