2024年第1回定例会 一般質問①

「子ども発達支援センターつむぎ 東大和」ホームページより 園庭の様子

 これまで、東大和市では発達などの相談がしづらいと感じていました。子ども発達支援センターつむぎには専門職が配置され18歳までの子どもを対象とした相談支援が行われるとのことで、東大和市の発達支援の充実が期待されます。また小中学校では、障害児も健常児も一緒に学べるようになっているのか、質問しました。障害児に手厚い環境を用意し(特別支援学校や特別支援学級)分けて教育する日本の「特別支援教育」は、国際的には「隔離教育」とみなされ、国連の人権委員会から勧告を受けているものです。そうした「分離した教育」は「分離社会」につながります。ひとりひとりの権利が守られること、そして分断ではなく協力の社会となるためにインクルーシブ教育を進めることは重要です。

ーーーーーーーーーー 一般質問「子どもの障害・発達支援について」 ーーーーーーーーーーーー

質問)4月にオープンする「子ども発達支援センターつむぎ東大和」では、検査を受けたり診断をもらうことはできるか。 ➡ 検査も含めた支援が提供されるものと考えている。

質問)やまとあけぼの学園からの移行について保護者などからの声は。 ➡ 一からスタッフと信頼関係を築くことへの不安の声や、やまとあけぼの学園は園児や保護者にとって唯一無二の安心の場であったという声があった。園児や保護者の負担が最小限となるように丁寧な移行に努めていく。

質問)子ども発達支援センターとどろんこ保育園との関わりは。 ➡ 子ども発達支援センターを利用する子どもたちがどろんこ保育園の園児と日常的に同じ場所で生活するインクルーシブ保育を実施する予定であると聞いている。

質問)障害のある子が幼稚園に入ろうとする場合の対応は。また入れなかった場合はどうするのか。 ➡ 受入れについては各幼稚園で判断・決定している。入れなかった場合は相談に乗りながら通所事業者などを案内している。

質問)就学通知はどのように出しているのか。 ➡ 就学支援委員会の所見をもとに就学相談を進め、保護者の意向を最大限に尊重しながら就学先を決定し、就学通知を発送している。

質問)障害のある子が地域の学校を希望する場合は。 ➡ 校内委員会で支援方法について検討・協議を行い、通常級で最大限の対応を行う。

質問)介助員については。 ➡ 市報やハローワークでの募集や、教育実習生やボランティア等から採用している。今後は年に1回程度、介助員向けの研修会を実施する。

質問)同性の介助員を希望した場合は。 ➡ 希望がある場合はできる限り対応する。

質問)障害のある子も一緒に学ぶことについて、東大和市として指針が示されていたり、個々の教員が理解できるような取組は。 ➡ 東京都から配布されている人権教育プログラムの中で触れられている。特別支援教育について一定の理解が進むよう研修を行っている。

質問)支援が必要な子について開かれている校内委員会には、スクールカウンセラーや保護者が参加できるか。 ➡ スクールカウンセラーは入っている曜日(週1回)に合えば参加している。保護者の参加も可能である。

「朝日新聞SDGs ACTION!」ホームページより

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