東大和ネットサロン「防災・その時どうする⁉」開催しました①
7月22日(土)東大和ネットサロンを開催しました。大変暑い中でしたが、11名の参加があり、防災を考えるよい機会にできたと思います。今回は「親子で学ぶ防災教室 身の守りかたがわかる本(今泉マユ子著)」「レスキューナースが教える プチプラ防災(辻直美著)」の2冊を参考に、災害への備えや、地震が来た時に何をしているか、その状況ごとの身の守り方などを学びました。
≪防災・パッククッキング≫
災害時には水や燃料が限られます。ポリ袋で混ぜるだけの「パッククッキング」は洗い物を減らせ、直接食材に触らないので衛生的です。今回は缶詰のサバ味噌煮とヒジキ、カレー粉などを混ぜるだけのカレーを作りました。また、鍋に沸かしたお湯の中に袋ごと入れて加熱調理もできます。今回はこの方法でポリ袋でご飯を炊き、サバ缶カレーをかけて試食しました。ご飯も申し分ない炊き上がりで、カレーもおいしいと好評でした。一つの鍋で複数のメニューを同時に調理できるし、鍋とお湯は繰り返し使えるのも利点です。ポリ袋は高密度ポリエチレンのもの(半透明のシャカシャカしたもの。湯せん調理可と書いてあるものがよい)を。非常時なのだから、冷たいごはんや乾パンでも、食べられればよいのでは?とも思いますが、災害現場を知っている人の話では、災害時こそ温かいもの美味しいものを食べることで、ほっとしたり元気になることが大切なのだそうです。
≪地震!その時どうする?≫
様々な状況で地震が来たときどうしたらよいか、スライドを見ながら考えました。大きな揺れが来たら、まずは自分の身を守ること。倒れてくるもの、落ちてくるもの、壊れて降ってくるものなどを避け、なるべく安全な場所で身を守る姿勢を取って揺れが収まるのを待ちます。ペンやフォークといったものも大地震では凶器になるので注意が必要。守るのは頭と首の後ろ(延髄)。図のようなポーズ(ダンゴムシのポーズ)や、手近な鞄などで頭を守ります。とっさにこういったポーズができるかどうかが、いざというときには生死を分けます。日頃からできるように訓練しておくことや、どんなものが地震の時には危険なのか、日常生活の中でシミュレーションしておくことが大切です。
≪デマにだまされない!≫
デマは必ずしも悪意を持って広められるものとは限りません。善意で周囲に伝えようとしたり、デマを否定するためにツイートしたことが独り歩きしてデマになってしまう、ということもあります。惑わされないためには発信元を確認すること。それから公官庁やNHKなどの信頼できる情報を確認することです。
≪正常性バイアスについて~危険から身を守るには~≫