【2025年 第1回定例議会報告】一般質問③今の子どもたちに必要不可欠な冒険遊び場「プレーパーク」の東大和市での実施は

自らの責任でリスクにも挑戦できる「プレーパーク」は、子どもが本来の姿を取り戻す活動です。東大和市では30年ほど前から、ボランティアグループにより月に1回「プレーパーク」が実施されてきました。しかしこれまでの活動場所であった「下立野林間子ども広場」が廃止され、その活動は転換点を迎えています。今の社会では「周囲への配慮」が優先され、子どもたちは自由にのびのび遊べません。だからこそ「子どもの遊びが重要である」という共通認識に立ち、遊びの環境を整える責任が大人にはあるはずです。東大和市では火の使用など、今あるルールのなかでは難しいという状況ですが、子どもにとって必要なこととして市には実施できるよう対応してほしいと思います。
≪ 3.プレーパークの実施について ≫
Q)「プレーパーク」の必要性について、市の認識は。
市)自由に遊びを創造することや冒険に挑戦して対人関係の構築にも寄与するなど、必要性はあると考える。
Q)市内のプレーパークの活動は、それまでの活動場所の下立野林間子ども広場が閉鎖した後どうなっているか。
市)2025年1月から上仲原公園の東屋付近で試行として活動している。
Q)実施団体からは活動場所についてどういったことを求められているか。
市)継続的にプレーパークを実施できる環境を求められている。自然の中にある雑木林、樹木のある場所、火の使用、資材置き場の確保、近隣住民の理解などの内容である。
Q)市内で実施できる場所としてどういったところが挙げられるか。
市)雑木林、樹木のある場所としては狭山緑地や上仲原公園が挙げられるが、その他の条件については慎重な検討が必要である。
Q)実施するために問題となることはどういったことか、どうすれば実施できるのか。
市)幅広い視点から、プレーパークの実施場所、実施内容、実施者の確保などの検討が必要。火の使用については火災のリスク、臭いや煙、他の公園利用者の安全の確保が課題であり、慎重に検討してクリアすることが必要。
※市も必要性を認めている「プレーパーク」。東大和市の子どもたちにその機会がない、ということでは困ります。実施するために必要な課題をひとつひとつクリアしていくよう求めました。