無償化だけじゃない!よりよい学校給食のために

学校給食試食 ビーツコロッケ

 東大和市でも2025年1月から始まった学校給食費無償は、2025年度も1年間実施されます。広く市民に東大和市の給食を知ってもらう取組みとして、2月には一般市民向けの「学校給食センター見学試食会」が初めて行われ、定員の30名のところ、申し込みが数日でいっぱいになるほど、学校給食は多くの市民の皆さんからも関心が寄せられています。この見学試食会や東大和の給食の無償化については、複数のメディアでも取り上げられました。

 給食費が公費になったことで、東大和市では「ただの食事ではなく、教育の一環」という考えが強くなっています。食への感謝や残さず食べることをきちんと学ばせなければならない、と市長も答弁しています。しかし給食を無償とすることは、成長期の体と食習慣を育むために、安全性が高く豊かな給食を誰でも等しく食べられるという取り組みであり、税金で負担するからといって「学び」を得なければならない、という考えには賛同できません。給食は子どもたちにとって「おいしい、楽しい」を第一の目的として実施してほしいと思います。コロナ禍以降、「全員前を向いて食べる」といった会食の制限が続いている学校もありますし、給食の食事時間が短いことは以前から指摘されています。いろいろな面から考え、よりよい学校給食となるよう提案していきます。