【2025年 第1回定例議会報告】予算特別委員会

予算特別委員会が3月13日(木)~17日(月)の3日間行われました。
狭山緑地フィールドアスレチック改修工事 2億620万円(内訳は設計委託3,820万円、ローラースライダー本体工事1億6,800万円とのこと)計上されているが、民間活力の導入が検討段階で詳細は分からない、との説明。あいまいなまま予算編成することの不誠実さを指摘し、市民への説明と意見を聞くこと、ローラースライダー設置の可否も含めた検討を強く求めました。
人材への取組み 和地市長は「選ばれる市役所」となることを掲げています。働き方改革業務委託に約1,000万円が計上されておりますが「単に時間外勤務の削減、といったことではなく、働き方改革は「働き甲斐改革」である」としています。一方職員の地域手当は、人事院勧告で区分が変更され、東大和市は2級地16%の支給割合となったものの、財政状況を踏まえ2025年度は12%(旧区分でも12%だった)で支給するとのことです。厳しい自治体運営の中で、変化を求められ、また最大限の結果も求めれらる市の職員です。モチベーションに大きく関わる地域手当の支給を、なるべく早く基準の16%とすることを求めました。
街路樹等更新計画策定業務委託 市全体の街路樹をどのように管理していくかの計画が策定されます。市民の声の反映については、市民アンケートやパブリックコメントを行うとのこと。街路樹には、切りすぎではないかという声や、落ち葉への苦情など、市民からのいろいろな意見があります。市民も一緒に考えていかれることが必要だと思います。
学校給食について 2025年度も給食費は無償。子どもたちへの食育の充実や、2月に行った一般市民向けの「学校給食センター見学試食会」を引き続き実施するとのこと。また学校給食への地場野菜の使用を増やす取組みについて尋ねたところ、市では今回初めて地元農家に学校給食で使用する主要な野菜の月ごとの使用見込みを提示し、それに合わせて作付けから検討してもらえるよう取組んでいくとのことです。
時代の変化と自治体間競争が激しくなる中、時代のトレンドを捉え競争に打ち勝つことが特に重視されています。しかし、そうやってトレンドを追い求めた先が果たして人を幸せにする社会となるのか、暮らしやすいものなのか、ということはほとんど語られないように感じます。能力の高い職員が優れた施策を生み出すというのではなく、市民との対話と、対等な立場で市政を捉え課題を解決していかれる職員こそ必要ではないでしょうか。市民にとって暮らしやすい、市民参加が進む2025年度となるよう、活動していきます。