みんなの声カフェ 5月の報告
5月15日(水)南街公民館で5月のみんなの声カフェを行いました。今回のテーマは「下水道」。東大和市の雨水対策などについてお話を伺い、後半はグループトークをおこないました。
≪東大和市の雨水対策は?≫ 雨水対策は各市でやらなければならなかったこともあり進まなかった。平成17年に法改正があり、都道府県が広域でできることとなった。平成29年に東大和市、立川市、武蔵村山市で協議を開始し、平成31年に都の工事の合意が取れた。
大雨が降っても貯留できるように、東京都が上仲原公園から向原西公園へトンネルを掘る工事を行っている。最終的にはそこから空堀川へ流すようになるが、空堀川への工事は15年くらい先になる。市では現在の道路に埋められている雨水を流す管を、都のトンネルへ接続する工事を行う。特に冠水のひどい3か所(用水北通り、東野火止橋、南街交番前)では、令和8年にトンネルが完成後、できるだけ早く接続できるように計画している。
≪不明水対策について≫ 水再生センターで処理する汚水の量は、下水で流した量より多い。多い分が「不明水」。雨天時に下水管に浸水したり、地下で下水管の破損部分などから浸水している。不明水にも処理費用がかかっていたり、大雨の時に処理能力を超える量が流れ込むとマンホールから噴き出したり、舗装を壊してしまう。
不明水対策:① 公園の水飲み場の排水に雨水が流れ込んでいたため、流れ込まないよう改良した。② 駅前広場の噴水に雨水が浸入していた。玉川上水駅前広場の噴水はなくした。③ 住宅の雨どいが水道の排水に接続されている。市内を調査して状況を把握し、雨水浸透ますを設置するよう依頼している。
≪質問やご意見≫・災害対策は? ➡ マンホールと管のつなぎ目にゴムをつけて、地震が来てもずれにくくするといったことを、下水道管の更新の時に行っている。どうしても全体をいっぺんにはできない。
・人口が減ってくると、管路の維持が大変になる。大規模集中型ではなく、個々のマンションや家に処理設備を付けるといったことが今後必要になるのでは? ➡ 例えば人が住んでいないが、緑地の中などにトイレを置く場合、下水管を引くのではなくバイオトイレのようなものを置く、ということは考えられるのではないか。
≪グループトーク≫ 今回は4つのグループに分かれて話をしました。
「現在の雨水対策も大切だが根本的な問題として地球温暖化を食い止めることが必要。」「下水にPFASが含まれていると、最終的に川に流れ込んでしまう。下水の水質も考えるべきでは。」「今日の話で雨水対策の工事は完成まで先が長く、簡単には進まないことを実感した。」といった話題が上がりました。また、東大和での暮らしを振り返って楽しくおしゃべりしたというグループもありました。
ーーーーーーーーーーーーーー 6月の「みんなの声カフェ」 ーーーーーーーーーーーーー
2024年6月27日(木) 10:00 ~ 11:30
上北台公民館 302学習室 参加費:100円
【内容】・テーマ:「6月市議会の報告」
・グループトーク・フリートーク ※内容は変更することがあります。
※6月の「みんなの声カフェ」は都合により中止いたします。