2024年第4回 定例議会報告
11月29日(金)~12月18日(水)まで、東大和市議会第4回定例議会が行われました。

〇「東大和市子ども家庭支援センター条例を廃止する条例」が可決されました ➡ 4月に設置される「子ども家庭センター」の条例はつくらないとのこと。「子ども家庭支援センター」から変わる点は、子育て広場、一時保育が廃止されること。また休業日は本庁舎に準じ土日祝となる。土曜日の相談については予約を受けるなど柔軟に対応するとのことです。
〇「東大和市遊び場条例の一部を改正する条例」が可決されました ➡ 12月いっぱいで所有者に返却される「下立野林間こども広場」の項目を条例から削除するというもの。現状は都市計画公園の一部ですが、今後その指定についても検討が必要という認識。国や都から交付金や補助金を得て緑地を残す検討がされたのか聞きましたが、現状では難しいという答弁。利用者には他の公園や緑地を使えないか丁寧な対応を心掛けるとのこと。
〇「第七小学校・第九小学校統合新校建設事業」 ➡ 前回の公募では事業者が決まらず、新たに公募を行うため事業スケジュールが見直されました。当初2026年4月だった学校の統合が2027年4月に、2028年2学期だった新校舎開校が2030年4月に延期されます。両校の保護者には市からのお知らせを送っていて、子どもたちへの説明は特に予定していない。教職員や保護者から情報共有されると考えているという答弁でした。
〇「東大和市組織条例の一部を改正する条例」が可決されました ➡ 2024年4月の組織改正をベースに、事務事業を効果的に進める体制を構築する。政策立案の中核である「政策経営部」に経営資源を集中させる(人事、財政、情報・デジタル)。スポーツと観光を所管する課を設置する(これまでスポーツは教育部が所管していたが、市民生活部へ移管)。平和事業は生涯学習課から市民生活部へ移管するなど。
〇「東大和市体育施設等の指定管理者の指定について」 ➡ 2025年度からの体育施設の指定管理者が指定されました。事前の見学には6事業体が参加したものの応募は1事業体のみ。㈱クリーン工房(現指定管理者の構成団体)と㈱ルネッサンスが構成する共同事業体が指定されました。(ロンドは撤退。ネーミングライツ(体育施設の名前)も今年度末まで)ルネッサンスの事業実績を活かした運動環境の向上や、子ども向けプログラム(ヨコミネ式)導入なども計画されているようです。
【全会一致で採択!】「東大和市子ども家庭支援センターの「かるがもひろば」及び「かる がも一時保育室」の廃止による、東大和市の子育て支援サービスの 低下を防ぐことを求める陳情」 ➡ 子ども家庭支援センター「かるがも」を利用していた保護者の方たちが署名運動を行い、今議会に陳情を提出しました。市の「「かるがも」が廃止されても、市内の子育て支援は充足している」という説明に対し、利用時間や料金、サービスの質や安定的な提供の面で不足があることを指摘し、子育て支援の後退とならないよう求めるもの。最終的な署名数は自筆397,オンライン1750、合計で2147筆。厚生文教委員会の審査、最終日の本会議ともに全会一致で採択となりました。