2024年 第2回定例会が行われました
2024年6月4日~21日まで、東大和市議会第2回定例会が行われました。議案はすべて、可決・承認されました。
主な議案は…
【専決処分の承認】東大和市税条例の一部を改正する条例 ➡ 住民税から定額減税を実施するための規定の新設など
東大和市体育施設等の指定管理者の指定について ➡ 8月に東京都から譲与を受ける「東大和市清原中央公園運動広場」について、現在市の体育施設を管理している「ロンド・スポーツ クリーン工房 共同事業体」の管理する施設に追加する。他の体育施設等と一体的に管理・運営を行うことで、利用者の利便性確保(窓口が同一など)、効果的・効率的な行政サービスの提供につながるとの考えで、公募をせずに「ロンドスポーツ」を指定管理者とすることを教育委員会の承認を得て決定した。
一般会計補正予算 (第1号)
低所得者支援及び定額減税補足給付金 8億8千万円 ➡ 税額が少なく定額減税で引ききれない方へ、引ききれないと見込まれる額を10,000円単位で切り上げて給付。
なんがい・さくらがおか児童館運営費 837万6千円 ➡ 南街市民センター、桜が丘市民センターが空調・照明設備などの更新工事により休館となる間、学童保育、ランドセル来館、児童館を2小、8小、10小、旧みのり福祉園で受け入れるための、物品の移動などに係る経費。
第七小学校・第九小学校統合新校建設事業費 ➡ 基本・実施設計委託料(9,550万円)を皆減し、建設工事費(1億7672万5千円)を計上するもの。(分離発注をする予定であったが、設計・施工一括方式での発注に変更することで工期の短縮やコスト削減できるため。基本構想策定時の建設費である47億円を上限にプロポーザルを行い、業者を選定する。)
学校給食費負担軽減事業費 5,716万2千円 ➡ 今年度、国の交付金で給食費の値上げ分を補助しているが、都からさらに同額の補助を受け、保護者負担を軽減する。(年齢により1か月あたり7,440~10,730円の負担軽減)
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「東大和市清原中央公園運動広場」の指定管理者の指定は公募によらず行われました。他の体育施設等と一体的に管理・運営を行うことの利点も理解はできますが、一方で新たな施設の指定管理者の指定に他事業者への機会なく決めてしまってよいのか、疑問が残りました。
第七小学校・第九小学校統合新校建設については、補正予算承認後すぐの6月15日号の市報で「設計・施工一括方式」での事業者の募集が載りましたが、市民からはどのように進んでいるのか分かりづらいのではないかと思います。七小や九小の地域だけでなく、市民全体への周知を進めたり、一緒に考えられるような場が必要ではないでしょうか。
給食費は東京都の補助を利用することでさらなる負担軽減が図られます。しかし、給食費を下げるだけではなく、給食の質を向上させるための補助とすることもできるのではないかということを指摘しました。