2023年第2回定例会で一般質問を行いました(1)
一般質問の初日6/16(金)に一般質問を行いました。内容は「子どもの学校生活について」と、「令和5年4月執行の市議会議員・市長選挙について」です。
ーーーーーーーーーーーー 一般質問「子どもの学校生活について」 ーーーーーーーーーーーーー
質問)学校での授業外の活動は、コロナ禍前と比べてどう変わったか ➡ コロナ対策を行いながら運動会や学習発表会などの行事の見直しや内容の充実を図ってきた。活動内容の重複を精選したり、毎年実施から隔年実施にするなど工夫をし、余裕ができた時間でこれまで取り組めなかった学習活動を行うなど、子どもたちの実態に応じた効果的な運営をしている。
質問)教員の働き方改善による、子どもへの影響は ➡ 教員に代わって資料作成や授業準備を行うスタッフを配置し、教員が授業研究や子どもと向き合う時間を増やせている。行事の精選や見直しをして年間計画のスリム化を図るなど、学校教育の質の向上が着実に図られている。
質問)小学校では特別時程として、休み時間を短くして下校を早める日が入っているが… ➡(例として)第六小学校では月曜日と水曜日を特別時程としている。月曜には6校時にクラブ活動や委員会を設定し、クラブ活動を60分取るなど子どもたちの主体的な活動の充実を図っている。
質問)”子どもの利益”の視点に立った学校教育のチェック体制について ➡ 各学校で行っている学校評価の中で、子どもや保護者を対象にアンケートを行い、子どもの意見を取り入れている。
質問)子ども一人一人に向き合うための専門スタッフの配置について ➡個に応じた指導のための、少人数学習指導員、ティームティーチャー、また学校図書館指導員、スクールカウンセラー、スクール・サポート・スタッフ、不登校支援などを行うスクールソーシャルワーカー、部活動指導員などを配置している。ほかにも、巡回の相談員などが子どもの個別の支援・指導について助言している。
質問)子どもが主体的に学べる学校教育について ➡平成29年に学習指導要領が改訂され、深い学びにつながるような指導方法の改善について全国で取り組んでいる。当市でも「個別最適な学び」「協働的な学び」を重視して取り組んでいる。
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コロナ禍を経て、また教員の働き方改善の観点からも、子どもの学校での生活は様々変わってきていることが分かりました。より効果的にしていこうという動きだと思いますが、それが子どもののびのびとした時間や自発的な興味からくる活動を奪っていないか、という点で疑問があります。学校生活の楽しみやメリハリのためにも行事の機会はしっかり確保する必要があると思いますし、遊びが活力である子どもたちにとって、休み時間の少ない特別時程が週に何日も入るというのはとても負担です。
そしてやはり、子どもの利益を守るには「子どもの権利条例」や子どもの代弁者となる「子どもオンブズマン制度」といったものが必要だという思いを強くしました。新しい学習指導要領で”主体的、対話的な学び”が謳われても、子どもたちが学校で生き生きと学習するという姿は見えてきません。全国では公立学校でも新しい取組みも様々あります。そんな事例に学びながら、子どもが生き生きと通える学校の在り方を考えていきたいです。