子どもがしっかり育つために

今日は選挙戦2日目。選挙カーは湖畔、蔵敷、奈良橋、南街、桜が丘を回りました。雨はひと振りありましたが、今日も青空でした。

子どもの問題は、ずっと以前から、私が子どもだった頃から言われています。学校教育が一斉型で競争的だということ。考える力の低下。生活時間の乱れ。健康の問題。キレる子ども…そして少子化。解決されず、いまだに言われていることがほとんどです。

学校の環境は、私の時代と比べて変わったなと思うこともいろいろありますが、全体的には子どもを取り巻く環境は悪化していると言わざるを得ません。社会が優しさを失い、他人は関係ないという雰囲気になり、また少子化も進み子どもがマイノリティーになっています。社会の中の一部として子どもの世界を認めるということが、今ではなされないのです。でも、子どもがちゃんと育っていかなければ、社会に未来はないということを忘れてはいけません。

子どもの育ちを考えるとき、「子どもが将来どのように役に立てるか」という視点になりがちです。近視眼的に、”ICT”の能力を伸ばすとか、グローバル化に対応した人材に、というようになってしまいます。でもまず必要なのは、人間のベースをしっかりと作ること。愛され大切にされることと、子どもが子どもらしく、その時代をまっとうすること。このことには本当に目が向けられていないと感じています。

少し話は離れますが、私が感銘を受けた話で、レオナルドダヴィンチのエピソードがあります。人体の仕組みに興味を持ち、解剖を行っていたダヴィンチは、心臓で血液がどのように動いているか書き残しています。医学的にそれが分かったのは100年前くらいです。なぜダヴィンチは大昔にそんなことが分かっていたのか。彼は子どもの頃、森でよく遊んでいました。水の流れをとても興味深く観察していたそうです。解剖して心臓の形を見たときに、ダヴィンチは物理的に液体がどのようにそこを流れるのかが分かったのです。

自然には摂理があり、それは世の中のあらゆるものに共通のものです。今の子どもたちが自然に触れる機会が少ないことはものの道理や理解に影響を与えていると私は思っています。

子どもが自然に触れられること。その時々の子どもの時間を、やりたいことを思う存分やって過ごせること。関あや子は子どもがのびのび過ごせる環境を作ります。

東大和公園前で遊説しました