「ピアふぇすた2022」に参加しました
1月14日₍土)、世田谷の生活クラブ本部で行われた「ピアふぇすた2022 わたしたちの食を考える」に参加しました。
気候危機や人口増加により世界の食料不足が危ぶまれています。さらに日本では高齢化による人手不足で生産の現場では存続が難しかったり、ドライバー不足で輸送ができないという現実もあるそうです。
とても印象に残ったのが「食料安全保障」の定義。要約すると、FAO(国連食糧農業機関)では「すべての人々が十分な食料を得ることができる(物理的・社会的・経済的かつ健康的に)」というのに対して、日本では「予測できない要因によって食料の供給が影響を受ける場合の対策」というようになっています。何かがおこった時の対策ではなく、日常を幸せに暮らせることを守る政治であってほしいものです。日本の政治にはそういう感覚が薄いように思えます。
なぜなのか。講師の方からは「日本には、”人権”というものを突き詰めて考える土壌がないからでは」というお話がありました。確かに。男女平等ランキングや、GDPに対する教育費の割合の低さも、そのあたりに要因がありそうです。
大変重要な食糧の問題ですが、やはりそこだけ見ていては問題は解決しません。いろいろな角度から考え、持続可能なあり方を探っていかなければならないと思います。